顎関節症

2014年05月10日 土曜日

頭痛、肩こりはありませんか?

良い天気が続いていますね。
ゴールデンウィークが終了し、新入社員の方々は、
いよいよ本格的に業務が開始しているのではないでしょうか。
夏の休みまでには、まだまだ時間がありますね。

そこで心配なのは…
気が付くと、仕事中に歯をくいしばっていることです。
最近、頭痛がする、顎が痛い、顎が開きにくいなど、
当てはまる症状はございませんか。

それは、顎の痛み、顎関節症の初期の症状と言えます。
ストレスを感じると、自分では気が付かない間に、
歯をかみしめてしまうことがあります。
これが長く続くと、顎の痛みがでてくることがあります。

多くの方の場合、肩こりや頭痛を感じているけれど、
それが顎の関節が原因であるなどとは想像できません。
当クリニックでも、肩こりや頭痛を感じている方に、
歯ぎしりやくいしばりをご指摘すると、はぼ90%の方が
あると言われます。

初期の症状の時に、適切に処置を行うことで、
症状が進行せず、全身症状の出現を予防することができます。
治療としては、先ずは、マウスピース等の作成、
必要であれば矯正のご提案を行います。

また、当クリニックでは、顎の痛みやそれに伴う症状に対して、
理学療法士や鍼灸師と連携しています。
それはなぜかと申しますと、顎は関節であり、
それを動かしているのは筋肉です。

理学療法士は、病院やクリニックで、
運動療法や日常生活の動作指導等を行っています。
物理機器や手技を用いて、神経や筋肉、関節の障害の
リハビリテーションを行う専門家と言えます。
したがって、顎の関節に対しても、同じ考え方ができるわけです。

顎の関節を動かす筋肉は強力な筋肉であるため、
その変調は、頭部、頸部、胸部、腰部にも影響を及ぼします。
全身の調整には、運動療法や姿勢の改善が必要であり、
理学療法士はとても重要なパートナーです。

鍼灸師に関しては、鍼灸は痛みに対して
有効であると言われています。
頭部や頸部の筋肉へ鍼を行うことで、顎の痛みが楽になります。

いずれにしても、症状を自覚してから治療を受けるまでの
期間が短いと経過は良い傾向にあります。
早期に診療を受けることをお勧めします。

最後に、顎関節症とはどのような症状でどのような
病態なのかを、付け加えておきます。難しい表現もあるので、
お気軽にご相談ください。


<顎関節症とは>
顎関節や咀嚼筋の疼痛、関節(雑)音、開口障害ないし
顎運動異常を主要症候とする慢性疾患群の総括的診断名であり、
その病態には咀嚼筋障害、関節包、靭帯障害、関節円盤障害、
変形性関節症が含まれています。

顎関節症の症状
1 あごが痛む
2 口が大きく開けられない(開口障害)
正常な人は縦に指三本分入る(40~50ミリ)が指が二本程度(30ミリ)もしくはそれ以下。
3 あごを動かすと音が鳴る(関節雑音)
4 噛み合わせに違和感がある
5 口を完全に閉じることができない
その他の症状
頭痛、首や肩、背中の痛み、腰痛、肩こりなどの全身に及ぶ痛み 顎関節部やその周辺の痛み

これらの症状を感じる方は、
ギンザイーストデンタルクリニックへ
お気軽にご相談下さいませ。
夜20時まで診察しております。

投稿者 Ginza East デンタルクリニック