小児歯科(妊娠中を含む)

2014年04月14日 月曜日

レントゲンの放射線量

*放射線の量にはミリシーベルト(mSv)と云う単位を用います。

皆さんは、日常生活を送っていながら被爆していることを知っていますか?
宇宙から降り注ぐ宇宙線や地中から放射される放射線などを合わせた自然放射による被曝は、
日本では年間1.5mSv程度、世界平均1人当たり年間で2.4 mSvになります。
例えば、飛行機に乗って東京・ニューヨーク間を往復するだけでもおよそ0.2mSvの被曝をしてしまいますairplane

レントゲンの機種や撮影する部位にもよりますが、
歯科医院で撮影する小さなレントゲン写真の放射線量は1枚あたり0.01~0.02mSv
口全体を撮影する大きなレントゲン写真の放射線量は1枚あたり0.02~0.03mSvです。

これは、胃のレントゲン写真1枚(約4.1mSv)のおよそ100~400分の一、
自然界から1年間に受ける放射線のおよそ40~100分の一程度です。
このことから、歯科医院で撮影するレントゲン写真の安全性は高いといえます。


また安全の為に着用していただく含鉛エプロンの効果は、
含まれる鉛の厚さによって異なりますが、鉛の厚さ0・25㎜に相当するエプロンであれば100分の1に減少します。

以上の事から歯科エックス線検査として用いるレントゲンの放射線量はきわめて微量です。
エックス線写真が得られれば、どんな処置が必要であるかが正確に判断しやすくなりますので
どうぞ安心してレントゲン撮影を受けて頂ければと思いますwink

投稿者 Ginza East デンタルクリニック