予防
2016年08月10日 水曜日
プロバイオティクスと予防歯科パート1
毎日うだるような暑さで体調を崩しやすい時期ですね今日はプロバイオティクスと予防歯科の関係についてのお話です。このお話、ちょっと長いので二回に分けてお伝えしようと思います。口腔内フローラについてご存知ですか?少し前になりますがNHKの朝の情報番組で口腔内フローラをとりあげていたのでご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか?実はこのフローラがプロバイオティクスと予防に深く関わっているのです!口腔内は腸のように善玉菌と悪玉菌、それからどちらでもない日和見菌というのが存在します。これらの菌は口腔内で集団を形成していてこれを口腔内フローラと言います。ではフローラを形成している悪玉菌って何でしょう?それが歯周病菌と虫歯菌なのです!虫歯菌は砂糖を利用して歯の表面にくっ付く為の糊のような物を作りだしさらに大量の酸を出してエナメル質を溶かしてしまいます。一方、歯周病菌は歯と歯茎の間に入り込み病原性の強い毒素を出し歯茎に炎症を起こさせ、放置すると歯を支える組織が破壊されて歯が抜け落ちてしまう病気です。しかもこの歯周病菌は口臭の原因菌でもあり腐ったようなニオイの物質を産生します。口腔内フローラは生活習慣で良くも悪くも変化します。次回はプロバイオティクスとの関係についてお話いたします。
投稿者 Ginza East デンタルクリニック | 記事URL